ほうせんか(鳳仙花)

Rose balsam     プロフィール

  ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草で、学名は Impatiens balsamina。
  中国南部からマレー半島、インドが原産です。わが国へは江戸時代に中国から渡来しました。茎は直立して高さ50〜80センチになります。葉は長楕円形で鋸歯があり、先端が尖ります。7月から9月ごろ、葉腋に赤色やピンク、薄紫色、白色などの花を咲かせます。
  系統・品種と用途

  「ほうせんか」は、別名で「爪紅(つまくれない)」とも呼ばれますが、江戸時代に爪を染めたりして遊んだことに因みます。「椿咲き」または「カメリア咲き」と呼ばれる八重咲きの品種が一般的です。
  栽培のポイント

  「ほうせんか」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

花期

 


152025

発芽適温

15-20

生育適温

15-25

栽培のポイント

  日当たりがよく、あまり乾きすぎないところを好みます。ただ耐陰性があるので、多少の日陰でも育ちます。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

5.5-7.5

栽培のポイント

  水はけのよい、中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

栽培間隔

1-(2)


栽培のポイント

  連作障害が出ますので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「ほうせんか」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 暖かくなってから、3号ポットに赤玉土7、腐葉土3を混ぜた用土を入れ、2〜3粒ほどまきます。タネが隠れるくらい覆土をして軽く押さえます。

Rose balsam

(2) 本葉が4〜5枚のころまでに間引いて、1本立ちにします。

植えつけ

(1) 本葉が4〜5枚になったころ、日当たりと水はけのよい場所に、株間20〜30センチで植えつけるか、5号鉢に1株を目安に植えつけます。

Rose balsam

Rose balsam


(2) 庭植えの場合は、堆肥と化成肥料をすき込み、鉢植えの場合は、赤玉土小粒7に腐葉土3の割合で混ぜたものに化成肥料を加えたものを用土とします。

(3) 直根性なので、ポットの土は崩さないように注意してください。

生育管理

(1) 水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えてください。水切れさせないように注意してください。

Rose balsam

Rose balsam

(2) 生育状況をみて、花期に有機固形肥料の置肥を少量与えますが、ほとんど必要はありません。

(3) 「ネコブセンチュウ」がつきやすいので、「フレンチマリーゴールド」などと混植すると効果があります。
  おもな病害虫

  「ほうせんか」のおもな病害虫は、つぎのようなものです。

病害虫名

症状
対策

ネコブセンチュウ

  根に寄生して分泌物をだし、こぶ状に肥大させて養分を吸収します。

  センチュウの被害をうけやすい野菜との連作を避けたり、堆肥をよくすき混んだりして予防します。

うどんこ病

  若い葉や茎の表面に、うどん粉をまぶしたような白いカビが一面に生えます。

  トップジンMスプレーやサプロール乳剤、カリグリーン、ミラネシン水溶剤などを散布します。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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