きんれんか(金蓮花)

    プロフィール

  ノウゼンハレン科キンレンカ属の多年草で、学名は Tropaeolum majus。
  ペルーからブラジルの高地が原産です。花が「のうぜんかずら」、葉は「はす」に似ているとこから「のうぜんはれん(凌霄葉蓮)」とも呼ばれます。花期は5月から6月、10月から11月にかけて。花色には、オレンジ色や黄色、赤色やピンク色などがあります。ハーブとしても利用されます。
  系統・品種と用途

  「きんれんか」は、極端な暑さや寒さが苦手なので、夏は明るい日陰におき、冬は霜にあてないように気をつけます。葉にはさわやかな辛みがあり、花とともにサラダにされます。若い果実をピクルスにすると、ケーパーに似た風味があります。
  栽培のポイント

  「きんれんか」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

花期

 


152025

発芽適温

15-25

生育適温

10-20

栽培のポイント

  極端な暑さや寒さに弱いので、真夏と冬の管理には注意してください。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.5-7.0

栽培のポイント

  水はけのよい、中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

栽培間隔

1-(2)


栽培のポイント

  連作障害が出ますので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「きんれんか」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) タネはコルク質の種皮に包まれているため、ナイフで軽く傷をつけ、一晩水に漬けてからまきます。3号ポットに2〜3粒まくか、5号鉢に3〜4粒をまきます。
  嫌光性なので、1センチくらいの覆土をして軽く押さえます。










(2) 3号ポットの場合は、本葉が2〜3枚のころまでに間引いて1本立ちにします。

(3) 5号鉢の場合は、徐々に間引いて、本葉が3〜4枚のころまでに1本立ちにします。

植えつけ

(1) とくに土質は選びませんが、水はけのよいことが大切です。鉢植えの用土は、赤玉土小粒6、腐葉土4に少量のバーミキュライトを加えたものにします。




(2) 移植を嫌いますので、本葉が2〜3枚のころまでに、根鉢をくずさないように20〜30センチの間隔に植えつけます。

生育管理

(1) 水やりは、土の表面が乾いたら与えてください。冬越しのときは、ごく控えめに与えます。








(2) 本葉が4〜5枚になったころ、摘芯してわき芽をふやします。

(3) 花期に、2週間に1回の割合で、薄めの液肥を施します。多肥にすると花つきが悪くなります。花を多くするにはリン酸を、葉を収穫したいときは窒素分を多めに与えます。

(4) 夏期は、明るい日陰で管理します。それでも株が弱って萎れるようであれば、20センチ程度まで切り戻します。

(5) 新鮮な花やつぼみ、葉をサラダやサンドイッチに利用します。
  おもな病害虫

  「きんれんか」にはあまり病気は発生しませんが、アブラムシやハダニなどの害虫がつきます。

病害虫名

症状
対策

アブラムシ類

  体長2〜4ミリの小さな虫が、新芽や茎に群がって汁を吸います。

  パイベニカ乳剤やオレート液剤などの殺虫剤を散布します。小面積の散布には、スプレータイプが手軽です。

ハダニ類

  葉の裏に寄生して汁を吸います。被害が進むと白っぽく絣(かすり)状になります。

  テルスタースプレーやパイベニカスプレー、園芸用でんぷんスプレーなどの殺虫剤を散布します。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
[Home]



大地の歓びをつたえ、ホームガーデンとともに