せんにちこう(千日紅)

Globe amaranth     プロフィール

  ヒユ科センニチコウ属の一年草で、学名は Gomphrena globosa(せんにちこう)。Gomphrena haageana(きばなせんにちこう)。
  熱帯アメリカが原産です。名前は、帝王貝細工と同じようにカサカサとした花で色があせないことから。7月から10月ごろ、枝先に直径2センチほどの球状の頭花を咲かせます。花色は紫紅色や淡いピンク色、白色などがあります。
  系統・品種と用途

  現在、園芸用に栽培されている「せんにちこう」は、おもにグロボーサ種(せんにちこう)とハーゲアナ種(きばなせんにちこう、アメリカせんにちこう)です。グロボーサ種の草丈は20〜50センチ、ハーゲアナ種は50〜80センチになります。
  栽培のポイント

  「せんにちこう」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

花期

 


152025

発芽適温

20-25

生育適温

15-30

栽培のポイント

  暑さや乾燥には強いですが、定植してから1か月くらいは、用土が乾いたら水やりしてください。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

5.5-7.5

栽培のポイント

  水はけのよい、中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

栽培間隔

2-(3)


栽培のポイント

  連作障害がでますので、いちど栽培したところでは、少なくとも2年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「せんにちこう」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 発芽適温が20〜25℃と高いので、十分暖かくなってからタネまきします。
  タネが綿毛に包まれているため、土と手のひらでこすりあわせてからまきます。最近のタネは、この綿毛を取り除いたクリーンシードがほとんどです。
  育苗箱にばらまきします。覆土はタネが隠れるくらいです。

(2) 発芽するまでは半日陰で管理して、水やりをかかさず、乾かないようにします。発芽したら日当たりのよい場所に移動します。

(3) 本葉が4〜6枚になるまで育苗します。

植えつけ

(1) 本葉が4〜6枚になったころ、日当たりと水はけのよい場所に、株間20センチで植えつけるか、5号鉢に1株を目安に植えつけます。

(2) 庭植えの場合は、堆肥と化成肥料をすき込み、鉢植えの場合は、赤玉土小粒6に腐葉土3、バーミキュライト1の割合で混ぜたものに化成肥料を加えたものを用土とします。

生育管理

(1) 水やりは、土の表面が乾いたら与えますが、過湿は禁物です。

Globe amaranth

Globe amaranth


(2) 置き場所は、一日中日の当たる場所にしてください。

(3) 肥料が多すぎると花つきが悪くなるので、生育が衰えて葉色が悪くなったときだけ、窒素分の少ない液肥を少し与えます。ふつう、追肥の必要はありません。
  おもな病害虫

  「せんにちこう」には、比較的病害虫が少ないですが、おもな病害虫はつぎのようなものです。

病害虫名

症状
対策

ヨトウムシ類

  昼間は株もとなどに潜み、夜に葉を食害します。

  探し出して駆除します。多発する場合には、オルトラン粒剤やオルトラン水和剤などを散布します。

斑葉病

  風通しが悪く湿度の高い時期に、葉に赤紫色の斑点が出て、やがて枯れてしまいます。

  発生したら初期のうちに、オーソサイド水和剤80などの殺菌剤を散布します。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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