せいようしば(西洋芝)

Lawn grass     プロフィール

  しば(芝)は、人工的に群生させ、刈り込みなどの管理を行って地表面を被覆する、イネ科の多年草の総称です。わが国においては、大きく「日本しば」と「西洋しば」に分類されています。イネ科のなかでも、シバ属のほか、ウシノケグサ属やナガハグサ属、ギョウギシバ属、ドクムギ属、ヌカボ属などがおもに利用されています。
  系統・品種と用途

  「西洋しば」は、その生育環境の相違から、「夏型しば(暖地型のしば)」と「冬型しば(寒地型のしば)」とに分けられます。ふつうに市販されているのは、耐暑性をもつように改良された冬型しばの混合です。
  栽培のポイント

  「せいようしば」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

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5

6

7

8

9

10

11

12

寒冷地

種まき

温暖地

種まき

 


152025

発芽適温

20-25

生育適温

15-25

栽培のポイント

  比較的冷涼な気候を好みます。日当たりの良い場所で、十分に日光をあてて栽培してください。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

5.5-6.5

栽培のポイント

  あまり土壌を選びませんが、砂質で水はけのよい、やや弱酸性の土壌を好みます。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

栽培間隔

0


栽培のポイント

  ほとんど連作障害はありません。
  栽培のステップ

  「せいようしば」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

整地

(1) 庭の土を20センチほど耕し、元肥として1平方メートルあたり50〜100gの化成肥料と砂を入れてよく混ぜます。レーキで均したあと平均に踏み固め、さらにレーキをかけます。

(2) 中性に近い弱酸性の土壌を好みますが、酸性が強いときは石灰を施して酸度調整をしてください。

タネまき

(1) タネを均等にばらまきします。少量ずつ、まく方向を変えながらまいてください。播種量の目安は、1平方メートルあたり40〜45gです。半量ずつ2回に分けると均等に蒔くことができます。(飛砂防止用にまくときの播種量の目安は、1平方メートルあたり5〜15gです。)

(2) タネをまいた後にはレーキで表面をかき回します。特に土をかける必要はありません。その上をならします。

(3) タネが風で飛んだり、鳥に食害されないために不織布などで被い、たっぷりと水やりをします。

生育管理

(1) 発芽するまでの2週間ほどは、土が乾かないよう、毎日水やりに行ってください。

Lawn grass


(2) 発芽後、1センチくらいに伸びたら不織布を外します。

(3) 草丈が4〜5センチくらいに伸びたら、1回目の刈り込みをします。刈り高は徐々に低くしてください。家庭での刈り込みの高さは2〜3センチです。その後、3月から11月の生育期に、定期的に月1〜3回ほど刈り込みをしてください。

(4) 追肥には、芝生用の肥料を年に4〜5回与えます。さらに目土は、年に2〜3回施してください。目土に肥料を混ぜて、一緒に施すと楽です。
  おもな病害虫

  「せいようしば」を、過湿にしたり過乾燥にすると、さまざまな病気が発生します。

病害虫名

症状
対策

ピシウム菌

  過湿などの要因で、クモの巣状の白い菌糸がつきます。

  シバクリンなどの殺菌剤を散布します。

立ち枯れ病

  生育初期に、黄化して萎れたようになります。

  ダコニールなどの殺菌剤を散布します。

葉枯れ病

  夏季に過乾燥になると、葉に黒い煤がついたような状態になります。

  トップジンMやトリフミンなどの殺菌剤を散布します。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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