しろつめくさ(白詰草)

    プロフィール

  マメ科シャジクソウ属の多年草で、学名は Trifolium repens。
  ヨーロッパ原産の帰化植物です。別名の「クローバー」のほうがポピュラーかもしれません。匍匐枝で広がり、しばしば節からひげ根を出します。葉は3出複葉で、小葉は楕円形から卵形です。春から夏にかけて葉腋から長い柄を出して、白色の蝶形花をたくさん球形につけます。
  系統・品種と用途

  「しろつめくさ」は、公園などでよくグランドカバーに利用される宿根草です。草丈が低く、日陰地以外なら土壌を選ばず生育します。耐寒性、耐暑性も強く、生育の旺盛な植物です。ただ、「しろつめくさ」の緑化寿命は3〜4年なので、定期的にまき直す必要があります。
  栽培のポイント

  「しろつめくさ」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

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9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

花期
 (Spring)
 (Fall)

気候区分

まきどき (春|秋)

収穫時期 (春|秋)
寒 地 04/上〜05/下   07/下〜08/下  
寒冷地 04/上〜05/下 09/上〜10/上 07/中〜09/上 05/中〜09/上
温暖地 03/上〜06/上 09/上〜10/下 07/中〜09/中 05/上〜09/中
暖 地 03/上〜06/上 09/中〜11/中 07/上〜09/下 04/上〜09/下

ご注意

  発芽温度は10〜30℃、生育温度は5〜30℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。

 


152025

発芽適温

15-20

生育適温

10-20

栽培のポイント

  日当たりと水はけのよい場所を好みます。半日陰でも生育します。また、耐寒性は強いです。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-7.0

栽培のポイント

  水はけのよい、中性に近い弱酸性の土壌を好みます。酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

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3

4

5

6

7

8

9

10

栽培間隔

1-(2)


栽培のポイント

  いちど栽培したところでは、少なくとも1年は休栽してください。
  栽培のステップ

  「しろつめくさ」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 3号ポットや連結ポットにタネまき用土を入れ、3〜4粒をまきます。覆土は1センチくらい掛けるようにします。












(2) 本葉が2〜3枚のころに間引いて1本立ちにし、本葉が5〜6枚になるまで育苗します。

(3) 直まきするときは、播種前に雑草を取り除き、1平方メートルあたり苦土石灰100gと完熟堆肥3kg、それに有機配合肥料30gをすき込んで、よく耕しておきます。床土を平らにして、タネを重ならないようにバラまきし、タネが隠れる程度に土をかけます。

植えつけ

(1) 日当たりと水はけのよい場所に、株間20〜30センチほどの間隔に植えつけます。移植を嫌うので、根鉢は崩さないようにします。
  7号鉢に1株、65センチプランターには4株が目安です。






(2) 庭植えの場合は、植え付けの2週間以上前に、1平方メートルあたり苦土石灰100gと完熟堆肥3kg、それに有機配合肥料30gをすき込んでおきます。
  鉢植えの場合は、赤玉土小粒7に腐葉土3の割合で混ぜたものに有機配合肥料を加えたものを用土とします。

(3) 耐寒性がありますが、暖地以外では霜よけや敷きわらなどで防寒してください。

生育管理

(1) 水やりは、土の表面が乾いたら与えてください。

Crimson clover

Crimson clover

Crimson clover


(2) マメ科の植物なので、ほとんど追肥は不要です。施すときは、窒素分は控えめにしてください。

(3) 春になるとアブラムシ類やハダニ類が発生しやすいので、防除に注意してください。
  おもな病害虫

  「しろつめくさ」には、アブラムシ類やハダニ類がよくつくので注意してください。また、2〜3年たつとほとんどの株にモザイク病がでて、株が弱り寿命が短くなります。
  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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