スイートピー

Sweet pea     プロフィール

  マメ科レンリソウ属の一年草で、学名は Lathyrus odoratus。
  レンリソウ属は、地中海沿岸を中心に110種ほどが分布しています。本種はシチリア島が原産です。蔓性で、長さは3〜4メートルにもなります。イギリスで品種改良が行われ、わが国へは明治時代に渡来しました。夏咲き系や冬咲き系があり、花色も豊富です。別名で、「かおりえんどう(香豌豆)」とか「じゃこうれんりそう(麝香連理草)」と呼ばれます。
  系統・品種と用途

  「スイートピー」には、さまざま品種が作出されています。蔓が伸びるタイプは支柱やトレリス、フェンスなどに絡ませ、矮性種は花壇などに群生させます。やさしい香りの愛らしい花が春を彩ります。
  栽培のポイント

  「スイートピー」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

花期
 (翌年)

 


152025

発芽適温

15-20

生育適温

15-20

栽培のポイント

  日当たりと冷涼な気候を好みますが、耐寒性はあまりありません。寒冷地では室内で冬越ししてください。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

7.0-8.0

栽培のポイント

  水はけのよい、中性に近い弱アルカリ性の土壌を好みます。酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

栽培間隔

1-(2)


栽培のポイント

  いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「スイートピー」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 3号ポットにタネまき用土を入れ、2〜3粒をまきます。覆土は5〜6ミリを掛けるようにします。
  直まきのときは、20センチほどの間隔に、2〜3粒ずつまきます。

Sweet pea

Sweet pea


(2) 本葉が4〜5枚のころまでに間引いて1本立ちにします。

植えつけ

(1) 10月下旬から11月下旬ごろ、日当たりと水はけのよい場所に、株間20〜30センチで植えつけます。
  6号鉢に1株、65センチプランターには3株が目安です。根鉢を崩さないように注意してください。

(2) 庭植えの場合は、堆肥と化成肥料をすき込みます。
  鉢植えの場合は、赤玉土小粒7に腐葉土3の割合で混ぜたものに化成肥料を加えたものを用土とします。

(3) 耐寒性がやや弱いので、霜よけをしてください。寒冷地では、室内で冬越しして、春に定植した方が無難です。

生育管理

(1) 過湿を嫌うので、乾き気味に管理します。水やりは、土の表面が完全に乾いたら与えてください。

Sweet pea

Sweet pea


(2) 草丈の高くなる品種では、春に5〜6節を残して摘芯します。わき芽がでて、枝数が増えます。

(3) 春に、有機固形肥料またはリン酸分の多い化成肥料を追肥として施します。

(4) 長く咲かせるためには、花後、こまめに花がらを摘み取ってください。
  おもな病害虫

  「スイートピー」はうどんこ病に罹りやすいので注意が必要です。またアブラムシ類がよくつきます。

病害虫名

症状
対策

アブラムシ類

  体長2〜4ミリの小さな虫が、新芽や茎に群がって汁を吸います。芽の先端につくと、成長が止まってしまいます。

  パイベニカ乳剤やオレート液剤などの殺虫剤を散布します。小面積の散布には、スプレータイプが手軽です。

コナジラミ類

  葉の裏に寄生して、汁を吸います。進行すると、葉が白っぽくかすり状になります。

  パイベニカスプレーやモスピラン・トップジンMスプレーなどの殺虫剤を、繰り返し散布してください。

うどんこ病

  若い葉や茎の表面に、うどん粉をまぶしたように白いカビが一面に生えます。

  サプロール乳剤やカリグリーン、トップジンMスプレーなどの殺菌剤を散布します。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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