バジル(目箒)

Sweet basil     プロフィール

  シソ科メボウキ属の多年草で、学名は Ocimum basilicum。
  熱帯アジアが原産だと考えられています。わが国へは江戸時代に中国から渡来しました。高さは60〜100センチほどになります。「バジリコ(Basilico)」と呼ばれてイタリア料理に使われるほか、薬用や香料として利用されます。ふつうに「バジル」といえば、「スイートバジル」のことをいいます。
  系統・品種と用途

  「バジル」は、葉をサラダやスパゲティに混ぜたり、オリーブオイルやビネガーの香りづけなどに使うことができます。真夏の成長期には、枝葉をだして盛んに成長するので、早めに葉や花穂をつみとります。摘み取った葉は、細かく刻んで冷凍保存しておくと、一年中楽しめます。多年草ですが、耐寒性がないので一年草扱いとします。
  栽培のポイント

  「バジル」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

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温暖地

種まき

植えつけ

収穫

 


152025

発芽適温

20-25

生育適温

15-30

栽培のポイント

  高温性のため、暖かくなってからタネまきすることがポイントです。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

5.5-7.0

栽培のポイント

  中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


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1

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9

10

作付け間隔

0-(1)


栽培のポイント

  ハーブ類にはあまり連作障害はでませんが、それでも長期間同じ場所で栽培すると障害がでてきます。できるだけ連作を避けることが賢明です。
  栽培のステップ

  「バジル」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 3号ポットにタネを4〜5粒、間隔をあけてまきます。好光性のため覆土はごく薄く、タネがかくれる程度にします。発芽温度が高いので、「やえざくら」が咲いた後にまくのが目安です。

(2) 本葉が5〜6枚のころまでに、間引いて1本立てにします。

畑の準備

(1) 強い酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。

(2) 畝の真ん中に20〜30センチほどの溝を掘り、元肥として堆肥と油かす、化成肥料を入れて埋め戻します。そのあと幅90センチ、高さ10センチとほどの畝を立てます。

植えつけ

(1) 遅霜の心配がなくなり、本葉が5〜6枚くらいに育ったころに植えつけます。

Sweet basil

(2) 畝に、条間45センチ、株間25〜30センチの間隔で植え穴を掘り、根を傷めないように注意して植えつけます。8号鉢に1株、65センチのプランターには3株を植えることができます。

摘芯・摘蕾

(1) 本葉が8〜10枚になったころ、摘芯します。摘芯することによって、わき芽が伸びて株が大きくなります。「ブッシュバジル」の場合は、草丈が低いので摘芯の必要はありません。

(2) 6月の中旬から下旬になると、つぼみをつけ始めます。花が咲くと、葉が固くなり風味も落ちるので、早くでたつぼみは摘蕾(てきらい)します。

(3) 10〜20日に1回の割合で、少量の油かすを通路側に施し、土寄せします。

収穫

(1) 高さが20センチを超えたころから収穫を始めます。

Sweet basil

Sweet basil

(2) 花穂がでたら、すぐに収穫するようにします。水切れさせると、葉の品質が悪くなるので注意してください。

(3) 7月から8月ごろに、3分の1くらいに切り戻しておくと、秋によい葉が収穫できます。
  おもな病害虫

  「バジル」には、比較的病気は少ないですが、生育全般にわたって害虫の被害をうけます。
Sweet basil
    おもしろ百科

  「ダークオパールバジル」

  アメリカで作出された「スイートバジル」の改良品種です。赤紫色の葉とピンク色の花が特徴です。オリーブオイルやビネガーに葉を漬け込むと、美しいワイン色になります。「レッドバジル」とも呼ばれます。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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