コリアンダー

Coriander     プロフィール

  セリ科コエンドロ属の1〜2年草で、学名は Coriandrum sativum。
  地中海沿岸からから西アジアが原産です。古代エジプトの時代から香料として利用されてきました。河岸や湿り気のある荒れ地に生え、高さは30〜50センチになります。葉は羽状複葉で、茎の上部では切れ込みが深くなります。6月から7月ごろ、複散形花序をだして淡紅色を帯びた白い花を咲かせます。和名では「コエンドロ」ですが、これはポルトガル語の「コエントロ(Coentro)」が転訛したもの。
  系統・品種と用途

  「コリアンダー」の葉は東南アジアの料理には欠かせない存在で、タイでは「パクチー(Phak-chii)」、台湾では「シャンツァイ(香菜)」と呼ばれます。また果実は香辛料として使われ、カレー粉の主成分のひとつです。
  栽培のポイント

  「コリアンダー」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

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温暖地

種まき

植えつけ

収穫

 


152025

発芽適温

20-25

生育適温

18-25

栽培のポイント

  温暖な気候を好み、耐寒性はありますが、耐暑性が弱いので、真夏はいくぶん遮光した方がいいと思います。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

5.5-7.0

栽培のポイント

  中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


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1

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作付け間隔

0-(1)


栽培のポイント

  ハーブ類にはあまり連作障害はでませんが、それでも長期間同じ場所で栽培すると障害がでてきます。できるだけ連作を避けることが賢明です。
  栽培のステップ

  「コリアンダー」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 種皮が硬く、丸いタネのなかに2個の種子が合わさっていますので、板きれなどで軽く押さえ、割れ目を入れるか2個に分け、一晩水を漬けておきます。

(2) 3号ポットにタネを4〜5粒、間隔をあけてまきます。覆土は薄く、タネがかくれる程度にします。本葉が3〜4枚のころまでに、間引いて1本立てにします。

畑の準備

(1) 強い酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。

(2) 畝に深さ20〜30センチほどの溝を掘り、元肥として堆肥や油かす、化成肥料を入れて埋め戻します。そのあと幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

(3) 鉢植えやプランターなどの用土は、赤玉土小粒6と腐葉土4を混ぜ合わせたものに、化成肥料を加えます。

植えつけ

(1) 本葉が3〜4枚くらいに育ったころに植えつけます。

(2) 畝に、条間25〜30センチ、株間10〜20センチの間隔で植え穴を掘り、根を傷めないように注意して植えつけます。
  5号鉢に1株、65センチのプランターには7〜8株を植えることができます。

追肥
支柱立て

(1) 生育期は、月に1回くらいの割合で、液肥や有機固形肥料などを与えます。

Coriander

(2) 草丈が高く、倒れやすいので、支柱を立てて固定してください。また株元には敷きわらをして、泥はねを防ぐようにします。

(3) 耐寒性はありますが、冬越しには霜よけをしてください。

収穫

(1) 葉は、やわらかいうちに収穫して、豆料理やサラダ、スープに使います。また、乾燥させてから保存します。

Coriander

Coriander

(2) タネが茶色に色づきはじめたら、花茎ごと切り取り、乾燥・追熟してください。

(3) タネには、さわやかな甘い香りがあり、マリネやお菓子の風味づけに利用します。そのまま食べたり、ハーブティーにも使えます。
  おもな病害虫

  「コリアンダー」には、病気はほとんどありませんが、生育全般にわたって「アブラムシ」の被害をうけます。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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