ビーツ(テーブルビート)


    プロフィール

  アカザ科フダンソウ属の二年草で、学名は Beta vulgaris ssp. vulgaris。
  地中海東部から中央アジアが原産の野生型フダンソウ(Beta vulgaris ssp. maritima)の栽培品種です。このビーツはガーデンビートグループに分類されてきています。それにビーツは最も甘い野菜で、根には10%以下の糖分が含まれています。別名で「テーブルビート」や「ガーデンビート」、「かえんさい(火焔菜)」とも呼ばれます。
  系統・品種と用途

  「ビーツ」には、さまざまな品種があります。「デトロイトダークレッド」や「キオッジャ」などがよく栽培されますが、根の色が白色の「アルビノ」や黄色の「ゴールデンビート」などもあります。ふつう濃い赤紫色ビーツの根は、茹でたり焼いたり、または生食で、そして単独またはあらゆるサラダ野菜と合わせて食べられます。
  栽培のポイント

  「ビーツ」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

収穫

 


152025

発芽適温

18-22

生育適温

15-20

栽培のポイント

  冷涼な気候を好み、夏の暑さで生育が衰え、また冬の寒さで品質が劣化するので、春と秋を中心に栽培します。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-7.0

栽培のポイント

  ほとんど中性に近い土壌を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

作付け間隔

1-(2)


栽培のポイント

  連作障害があるので、同じ場所で栽培する場合は、最低でも1〜2年は休栽してください。
  栽培のステップ

  「ビーツ」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 種皮が固く、発芽抑制物質がついているので、タネをまく前に、一晩水に浸しておきます。








(2) 連結ポットにタネまき用土を入れ、タネを3〜4粒ずつまきます。2〜3ミリほどの覆土を掛けます。

(3) 1粒のかたまりから芽が2〜5個伸びてくるので、間引いて1本にします。

(4) 葉が触れないように間引いていき、本葉が4〜5枚になるまで育苗します。

畑の準備

(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり120〜200gの苦土石灰を施し、よく耕します。




(2) 畝の全体に、1平方メートルあたり2〜3kgの完熟堆肥と60gほどの有機配合肥料を施し、よく耕します。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

定植・追肥

(1) 本葉が4〜5枚になったころ、12〜15センチ間隔に定植します。








(2) 草丈が14〜15センチになったら、必要に応じて、有機配合肥料を条間に施し、土寄せします。

(3) 直まきするときは、条間15センチに、タネを2〜3センチの間隔で条まきします。
本葉が3〜4枚になったころに6〜7センチに間引き、本葉か6〜7枚のとき12〜15センチに間引きます。

収穫

(1) 播種後60〜80日で、根の直径が7〜8センチになったら収穫します。






(2) あまり長く畑におきすぎると、根が割れてくることがあるので、とり遅れないように気をつけてください。
  おもな病害虫

  「ビーツ」には、アブラムシやナメクジ、ヨトウムシなどの害虫がつき、軟腐病や褐斑病、根腐れ病、苗立枯病、そう根病なども発生します。
  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
[Home]



大地の歓びをつたえ、ホームガーデンとともに