ごま(胡麻)


Sesame     プロフィール

  ゴマ科ゴマ属の一年草で、学名は Sesamum indicum。
  アフリカが原産だと考えられています。わが国へは中国を経て奈良時代に渡来しました。名前は、「胡(いまのベトナム北部)」から渡来した「麻(油にとんだ種)」ということから。高さは80cmほどになり、8月から10月ごろ、淡紅色または白色の花を咲かせます。
  系統・品種と用途

  「ごま」の種子からはゴマ油が採れ、食材や食用油などに用いられます。種子の色によって黒ごま、白ごま、黄ごま、金ごまの4つに大別されます。味の特徴としては、「白ごま」にはほのかな甘みがあり「、黒ごま」は香りが強く、コクがあります。黄ごま(金ごま、茶ごまとも)は香りがよく、味が濃厚です。
  栽培のポイント

  「ごま」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

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5

6

7

8

9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

収穫

 


152025

発芽適温

20-25

生育適温

20-30

栽培のポイント

  高温性のため、タネまきは十分暖かくなってから行ってください。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-6.5

栽培のポイント

  中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

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5

6

7

8

9

10

作付け間隔

0


栽培のポイント

  連作障害はあまりありませんが、2〜3年連作すると立枯病や青枯病などの病害が発生しやすいので他作物との輪作が望ましいです。
  栽培のステップ

  「ごま」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 連結ポットや3号ポットにタネまき用土を入れ、4〜5粒ずつタネをまきます。好光性のため覆土は薄くします。

Sesame

Sesame

Sesame


(2) 本葉が重ならないように間引き、本葉が2枚のころまでに一本立ちにします。

(3) 本葉が5〜6枚になるまで育苗します。

畑の準備

(1) 強い酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gほどの苦土石灰を施し、よく耕します。

Sesame


(2) 畝の全面に、1平方メートルあたり3kgの完熟堆肥と100gほどの有機配合肥料を施し、よく耕します。そのあと幅90センチ、高さ15センチほどの畝を立てます。

植えつけ

(1) 本葉が5〜6枚くらいに育ったころに植えつけます。

Sesame


(2) 畝に、条間45センチ、株間15〜20センチの間隔で植え穴を掘り、根を傷めないように注意して植えつけます。

(3) 6号鉢に1株、65センチのプランターには、ちどりに3〜4株を植えることができます。

追肥・土寄せ

(1) 追肥は不要ですが、生育盛りになったら、草勢や葉色を見ながら追肥します。

Sesame

Sesame


(2) 草丈が伸びてきたら、軽く中耕し、株元に土寄せを倒伏しないようにします。

(3) 側枝は手でかきとり、主枝や果実に栄養がいくようにします。

収穫

(1) 下葉が枯れて果実の殻が黄変し、2〜3個が裂け始めて来たころが収穫適期です。根元から刈り取り、残っている葉は摘み取ります。

Sesame

Sesame

Sesame

(2) 束ねた茎を立てかけ、種子が飛び散らないように気をつけて、1週間ほど追熟させます。ほとんどの殻が割れ始めたら、シートを敷いて、種子を落とし、選別してよく乾燥させます。
  おもな病害虫

  「ごま」は病気に強い作物ですが、モザイク病や青枯れ病が発生することがあります。連作を避け、アブラムシやヨトウムシなどの防除に努めます。もしも発生したら、病株は抜き取り、ほ場から持ち出して処分します。
  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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