はだいこん(葉大根)


    プロフィール

  アブラナ科ダイコン属の一年草で、学名は Raphanus sativus var. longipinnatus。
  葉だけを利用する目的で改良された「だいこん」の品種です。葉が立ち性で、収穫や調理がしやすく、また茸毛(じょうもう)が少ないため食べやすくなっています。多くの品種が育成されています。
  系統・品種と用途

  「はだいこん」は、夏で20日、冬でも50日と栽培期間が短く、栽培も容易なため、家庭菜園向きの野菜です。漬け物や和え物、炒め物、湯通ししてサラダ用などに利用されます。
  栽培のポイント

  「はだいこん」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ
 

収穫

 


152025

発芽適温

15-35

生育適温

20-25

栽培のポイント

  冷涼な気候を好み、耐寒性があります。また暑さにはやや弱い性質です。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

5.8-6.8

栽培のポイント

  中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

作付け間隔

1-(2)


栽培のポイント

  連作障害がでますので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「はだいこん」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

畑の準備

(1) 酸性土壌に弱いので、タネまきの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。

(2) 畝全体に堆肥と油かす、化成肥料を施し、よく混ぜ込みます。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

種まき

(1) 畝の表面を均し、直角方向に10〜20センチ間隔に深さ1センチほどの蒔き溝をつけます。




(2) 蒔き溝に1.5〜2センチ間隔にタネをまきます。1センチほどの覆土をして、軽く押さえ、十分に水を与えます。

間引き

(1) 発芽がそろったころ、混み合ったところを間引きます。








(2) 本葉が3枚のころ、3センチ間隔に間引きます。

(3) 本葉が5〜6枚のころ、株間7〜8センチになるように間引きます。

追肥
害虫防除

(1) 最終の間引きをした後、列間に化成肥料を追肥として施します。






(2) 寒さには強いですが、寒冷地の栽培では、ビニールトンネルなどで保温して、初期の生育を助けます。

(3) アブラムシやコナガなどの害虫がよくつきますので、防除を怠らないようにします。
  ただし、アブラナ科の植物なので、スミチオン系の殺虫剤を散布すると薬害がでます。

収穫

(1) 草丈が15〜20センチくらいに育ったら、株もとから抜き取って収穫します。






(2) あまり株を大きくしすぎると、葉や茎が固くなりますので早めに収穫してください。
  おもな病害虫

  「はだいこん」には、アブラムシが大敵です。コナガやヨトウムシなどにも注意が必要です。
  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
[Home]



大地の歓びをつたえ、ホームガーデンとともに