ひろしまな(広島菜)


    プロフィール

  アブラナ科アブラナ属の二年草で、学名は Brassica campestris var. amplexicaulis。
  広島県地方が原産の非結球性はくさいの一品種です。葉身は濃緑色で広く大きく、葉縁には切れ込みがないのが特徴です。また中肋は厚く、白色で青みを帯びています。九州の高菜、信州の野沢菜とともに日本の三大漬け菜の一つとして知られています。
  系統・品種と用途

  「ひろしまな」には、多くの系統や品種がありますが、通常は1株が2〜3キログラムの重さです。葉は大きくて幅も広く、ほぼ全てが広島菜漬として使用されます。野沢菜のような少々の辛みがあります。ふつうは薄塩で二度漬けし、米糀や昆布、赤とうがらしなどで調味します。
  栽培のポイント

  「ひろしまな」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

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11

12

温暖地

種まき

植えつけ

収穫

 


152025

発芽適温

18-22

生育適温

15-20

栽培のポイント

  高温や低温に弱く、比較的適温の幅が狭い野菜です。低温感応性も敏感です。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.5-7.0

栽培のポイント

  ほとんど中性に近い土壌を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

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3

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5

6

7

8

9

10

作付け間隔

2-(3)


栽培のポイント

  「根こぶ病」などの連作障害がでますので、いちど栽培したところでは、少なくとも2年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「ひろしまな」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

畑の準備

(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。

(2) 畝全体に堆肥と油かす、化成肥料を施し、よく混ぜ込みます。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

種まき

(1) 畝の表面をレーキなどで均し、条間20〜30センチに、深さ1〜2センチのまき溝をつけます。




(2) 蒔き溝に、タネを1センチくらいの間隔でまきます。5ミリほどの覆土を掛け、軽く転圧します。

間引き

(1) 発芽が揃ったころに2本立てに間引き、本葉が2枚くらいのころに1本立ちにします。








(2) 本葉が2〜3枚のころに、5〜6センチ間隔に間引きします。

(3) 本葉が5〜6枚のころ、株間が20〜30センチくらいになるように間引きます。大株にするときは広めです。間引き菜も利用できます。

追肥

(1) 本葉が5〜6枚になったころと、草丈が10〜12センチになったころに、株間に化成肥料を追肥として施します。




収穫

(1) 草丈が30〜40センチになったら収穫です。






(2) 春になると抽苔(とうだち)します。
  おもな病害虫

  「ひろしまな」には、コナガの幼虫が大敵です。アブラムシやヨトウムシなどにも注意が必要です。
  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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