こうさいたい(紅菜苔)


    プロフィール

  アブラナ科アブラナ属の二年草で、学名は Brassica chinensis f. honsaitai。
  中国の揚子江中流域が原産です。中国では唐の時代から栽培されてきました。わが国へは昭和時代に渡来しました。冷涼な気候を好み、高さは50〜60センチになります。葉は緑色で葉脈や葉柄、茎が紅紫色をしています。別名で「べになばな(紅菜花)」とも呼ばれます。
  系統・品種と用途

  「こうさいたい」は、春先からつぎつぎと抽苔してくる紅紫色の花茎を利用する野菜です。多少ぬめりがあり、アスパラガスに似た特有の風味があります。最近では、茎が緑色をした本種と「さいしん(菜心)」との交配種も登場しています。
  栽培のポイント

  「こうさいたい」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

7

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10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

収穫

 


152025

発芽適温

15-20

生育適温

10-20

栽培のポイント

  冷涼な気候を好み、耐寒性があります。また暑さにはやや弱い性質です。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

5.0-6.2

栽培のポイント

  中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

作付け間隔

1-(2)


栽培のポイント

  連作障害がでますので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「こうさいたい」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

畑の準備

(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。

(2) 畝全体に堆肥と油かす、化成肥料を施し、よく混ぜ込みます。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

種まき

(1) 3号ポットまたは連結ポットにタネまき用土を入れ、4〜5粒ずつばらまきします。




(2) 畑やプランターに直まきしても構いません。1センチほどの覆土をして、軽く押さえ、十分に水を与えます。

間引き
植えつけ

(1) 育つにつれて間引きし、本葉が2枚くらいのころに1本立ちにします。






(2) 本葉が4〜5枚くらいのころまで育苗し、条間40センチ、株間30センチに植えつけます。

(3) 直まきしたときは、本葉が2枚のころ、株間7〜8センチに間引きし、さらに本葉が5〜6枚のころに30センチ間隔に間引きます。

追肥
害虫防除

(1) 寒さには強いですが、ポリマルチなどで保温すると、初期の生育を助けます。






(2) 主茎に花が咲いたら、早めに収穫してわき芽の発生を促します。摘心したら、株間に油かすを追肥として施します。その後、半月くらいして再び追肥を与えます。

(3) 春まきしたときは、アブラムシやコナガなどの害虫がよくつきますので、防除を怠らないようにします。
  ただし、アブラナ科の植物なので、スミチオン系の殺虫剤を散布すると薬害がでます。

収穫

(1) わき芽が伸びてきて、1〜2花が咲いたころに折って収穫します。収穫が遅れ、花がたくさん咲いてしまうと株が弱ります。

Purple-stem mustard

Purple-stem mustard

(2) 収穫したものは、長さ4〜5センチに切って油炒めにしたり、茹でてマヨネーズやしょう油と和えると美味しくいただけます。
  おもな病害虫

  「こうさいたい」には、コナガの幼虫が大敵です。アブラムシやヨトウムシなどにも注意が必要です。とくに春まきのときは注意してください。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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