メロン


    プロフィール

  ウリ科キュウリ属の一年草で、学名は Cucumis melo。
  中央アジアから西南アジアが原産だと考えられています。ここから西方の雨量の少ない地域を中心として、古代エジプトでも紀元前から栽培されていました。ネットメロンは、16世紀のイギリスで温室栽培で発達しました。わが国へは明治時代中期に導入され、後期から本格的に栽培が始まっています。
  系統・品種と用途

  「メロン」は、ヨーロッパ型のネットメロンやカンタロープ、小アジア型のウィンターメロン、それに東アジア型の雑種メロンをいいます。また形態的には、網メロンと網なしメロンの系統に分けられます。ホームガーデンで比較的作りやすいのは、プリンスメロンや一代交配のメロンなどです。
  栽培のポイント

  「メロン」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

収穫

 


152025

発芽適温

30-35

生育適温

25-30

栽培のポイント

  高温性のため、できるだけ保温や加温して発芽・育苗します。植えつけは、暖かくなってから行うことがポイントです。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.5-7.0

栽培のポイント

  酸性には弱いので、酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

作付け間隔

3-(5)


栽培のポイント

  連作すると蔓割れ病や線虫による障害が出やすいので、いちど栽培したところでは、少なくとも3年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「メロン」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 芽がでにくいので、一晩水につけておきます。育苗箱に条間9センチ、株間2センチほどの間隔で条まきするか、3号ポットに3粒ずつまきます。覆土は1センチくらい。寒さに弱いので、25℃程度になるように保温します。












(2) 育苗箱の時は、本葉が1枚のころ3号ポットに移植し、ポットまきの時は、1本立ちにします。夜間の気温が18℃以下にならないように保温してください。

(3) 本葉が4〜5枚になるまで育苗します。

畑の準備

(1) 強い酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。

(2) 畝の真ん中に20〜30センチほどの溝を掘り、元肥として堆肥と油かす、化成肥料を入れて埋め戻します。そのあと幅90センチ、高さ10センチとほどの畝を立てます。

植えつけ

(1) 本葉が4〜5枚くらいに育ったころに植えつけます。








(2) 畝に、株間75センチの間隔で植え穴を掘り、根を傷めないように注意して植えつけます。深植えにしないことが大切です。9〜10号深鉢に1株、65センチの深プランターには2株が植えることができます。

(3) 気温が上がって、蔓が伸びてきたら敷きわらをします。黒色ポリフィルムでマルチングしてもかまいません。

整枝・追肥

(1) 親蔓は5〜6節で摘芯し、勢いのよい子蔓を3本伸ばします。子蔓は10〜12節で摘芯し、着果する孫蔓の発生を促します。子蔓の1〜4節にでた孫蔓は摘み取り、5〜12節から伸びた孫蔓にだけ着果させます。










(2) 果実が卵大になったころ、ところどころに油かすと化成肥料を追肥します。多肥にすると「つるぼけ」を起こし、収穫量が減ります。また、1株あたり大果で4〜5個、小果では7〜8果が目安ですので、余分な果実は摘果します。

(3) 最初の追肥から2〜3週間後に、蔓の先端あたりに追肥します。

収穫

(1) 開花から40〜50日ほどたったころが収穫適期となります。果梗の毛がなくなり、わずかに芳香が感じられたら完熟です。

Melon

Melon


(2) 収穫の10日ほど前から、水やりを控えると果実の糖度が増し、裂果も防げます。
  おもな病害虫

  「まくわうり」には、アブラムシ類やハダニ類などの害虫、うどんこ病やべと病、つる割れ病などの病気も発生します。とくに、連作したりすると線虫などが発生します。
  写真提供: 「趣味の菜園と農業のホームページ」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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