のざわな(野沢菜)


Nozawa-na     プロフィール

  アブラナ科アブラナ属の多年草で、学名は Brassica campestris var. hakabura。
  長野県の北部、野沢温泉村の健命寺の住職が江戸時代の中頃に「てんのうじかぶ(天王寺蕪)」の種子を持ち帰り、それが変異してできたものと言い伝えられています。現在では長野県や新潟県などを中心に栽培されています。葉は大きく、長さ60〜90センチの長卵形となります。
  系統・品種と用途

  「のざわな」は、信越地方では漬け菜の代表種となってます。美味しいのは株の付け根から10〜20センチくらい上とされます。茎葉を漬け込むと「のり」がでますが、これはムコ多糖類の効果だと考えられています。炒め物や和え物、チャーハンなどにも利用できます。地下部に小さなカブがついていますが、これももちろん食べられます。
  栽培のポイント

  「のざわな」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

収穫

 


152025

発芽適温

15-25

生育適温

15-25

栽培のポイント

  冷涼な気候を好み、耐寒性があります。秋にタネをまき、冬に収穫する作型がいちばんつくり易いです。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.5-7.0

栽培のポイント

  ほとんど中性に近い土壌を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

作付け間隔

1-(2)


栽培のポイント

  連作障害がでますので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「のざわな」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

畑の準備

(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。

(2) 畝全体に堆肥と油かす、化成肥料を施し、よく混ぜ込みます。幅60センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

種まき

(1) 畝の表面をレーキなどで均し、45センチ間隔に2条、深さ1センチほどの溝をつけます。

(2) 溝の中に1〜1.5センチ間隔にタネをまきます。1センチほどの覆土を掛け、軽く転圧します。

間引き

(1) 本葉が3〜4枚のころに間引きします。

(2) 生育をみながら間引いていき、最終的に株間が20〜30センチくらいになるようにします。

(3) 間引き菜も利用できます。

追肥

(1) 本葉が5〜6枚になったころ、株間に化成肥料を追肥として施します。

収穫

(1) 播種後7週間くらいたち、株が大きく育ってきたら収穫します。霜に数回あてると甘みがでてきます。

Nozawa-na

Nozawa-na

(2) 収穫は、根ごと引き抜いた後に、カブの部分を切り落とします。カブもまた利用できます。

(3) 寒さには強いですが、あまり長くおくと硬くなるので注意してください。
  おもな病害虫

  「のざわな」には、コナガやアブラムシ、ヨトウムシなどの害虫がつきます。また連作すると、根こぶ病が発生しやすくなるので注意が必要です。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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