しゅんぎく(春菊)


Chop-suey greens     プロフィール

  キク科キク属の一・二年草で、学名は Chrysanthemum coronarium。
  ヨーロッパ南部の地中海沿岸が原産です。わが国へは中国を経由して、江戸時代の初めに渡来しました。ヨーロッパではあまり食されることはありませんが、アジアで品種改良がすすみ、独特の風味を楽しむ食材となっています。高さは30〜60センチになり、6月から7月ごろ、黄色い蛇の目の花を咲かせます。別名で「しんぎく(新菊)」、関西地方では「きくな(菊菜)」と呼ばれます。
  系統・品種と用途

  「しゅんぎく」は、冬の鍋料理の定番野菜となっています。でももともとは観賞用として導入されたもののようです。花壇に植えると、夏にかわいい花をいっぱい咲かせます。
  栽培のポイント

  「しゅんぎく」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

収穫

 


152025

発芽適温

10-20

生育適温

15-20

栽培のポイント

  冷涼な気候を好み、耐寒性があります。また比較的、耐暑性もあります。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-6.9

栽培のポイント

  中性に近い、弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

作付け間隔

1-(2)


栽培のポイント

  いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「しゅんぎく」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

畑の準備

(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。

(2) 畝全体に堆肥や油かす、化成肥料を施し、よく混ぜ込みます。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

種まき

(1) ベッド(床)を均し、畝と直角に15〜20センチ間隔で幅2センチ、深さ1センチほどの溝をつけていきます。

(2) 溝のなかに、1センチくらいの間隔で条まきします。タネは好光性なので、覆土はごく薄く掛けます。

(3) 65センチのプランター栽培では、15センチくらいの間隔で2条まきにします。もちろん、ばらまきでも構いません。

間引き
追肥

(1) 本葉が1〜2枚のころに、3センチくらいの間隔に間引きます。

(2) 本葉が4〜5枚のころに、10センチくらいの間隔に間引きます。間引き菜として利用してください。

(3) 2回目の間引きの後に、条間に化成肥料を追肥として施し、土寄せします。

収穫

(1) 草丈が20センチくらいになったら収穫します。株ごと引き抜くか、枝を折りとって収穫してください。

Chop-suey greens

Chop-suey greens

Chop-suey greens

(2) 春まきの場合は、抽苔(とうだち)が早いので、草丈が15センチくらいになったら収穫します。

(3) 抽苔(とうだち)すると、黄色い頭花を咲かせます。花色には濃淡があり、白い覆輪が入るものもあります。
  おもな病害虫

  「しゅんぎく」には、アブラムシやハモグリバエ、ホコリダニなどがつきます。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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