トレビス(赤チコリ)



    プロフィール

  キク科キクニガナ属の多年草で、学名は Cichorium intybus var. foliosum。

  ヨーロッパが原産の「チコリ」の変種で、「赤チコリ」とか「ラディッキオ(Radicchio)」とも呼ばれます。イタリアが主な産地で、葉が鮮やかな赤紫色をしていて、丸く結球します。名前は、イタリアの産地「トレビゾ(Treviso)」から。

画像上の品種は「レッドボールアーリー」、下の品種は「トレビーゾ」。
  系統・品種と用途

  トレビスはイタリアでラディッキオとしてポピュラーな野菜です。いくつかの種類があり、20センチほど縦に長くなる「トレビーゾ」や「ベローナ」、葉が細い「タルティーボ(晩生)」、砲弾のように結球する「プレコーチェ(早生)」など、それぞれ主な産地の名前がつけられています。独特なほろ苦さがあり、グリーンサラダや前菜に加えて利用されます。食感はレタスとキャベツの中間というところ。
  栽培のポイント

  「トレビス」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

収穫


 


152025

発芽適温

18-23

生育適温

15-25

栽培のポイント

  耐暑性と耐寒性がともに低く、早まきすると夏の高温で育ちにくく、遅すぎると低温期に入って生育が止まります。とくに結球ごの寒害を受けやすいので、注意が必要です。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-7.0

栽培のポイント

  ほとんど中性に近い土壌を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

作付け間隔

1-(3)


栽培のポイント

  連作障害がでますので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「トレビス」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき

(1) 連結ポットや3号ポットにタネまき用土を入れ、4〜5粒ずつまきます。覆土はごく薄く、タネが隠れるくらいに掛けます。








(2) 本葉が1〜2枚のころ、間引いて1本立ちにします。

(3) 本葉が5〜6枚になるまで、育苗します。

畑の準備

(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100〜120gの苦土石灰を施し、よく耕しておきます。




(2) 元肥として1平方メートルあたり完熟堆肥2〜3kgと、有機配合肥料100〜120gをよくすき混み、幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

植えつけ
追肥

(1) 本葉が5〜6枚になったころ、30〜35センチ間隔に植えつけます。










(2) 植えつけ後2〜3週間たったら、株間に有機配合肥料を追肥として与えます。必要に応じて、真ん中の葉が巻き始めたころにも追肥を施します。

収穫

(1) 頂部を押さえて球が硬くしまってきたころが収穫適期です。




(2) トレビスは揃いが悪く、いっせいには結球しないので、結球の進んだものから順次収穫するようにします。
  おもな病害虫

  「トレビス」は、水はけがよくなかったり通風が悪かったりすると病気が発生します。またアブラムシなどの害虫にも注意が必要です。
  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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