つるむらさき(蔓紫)


    プロフィール

  ツルムラサキ科ツルムラサキ属の二年草で、学名は Basella rubra。
  熱帯アジア原産のつる植物で、花壇や食用に栽培されています。花期は7月から9月ごろですが、花には花弁がなく萼片も全部は開きません。カロチンが大変多く含まれ、健康食品として一時期もてはやされていました。おもに若い茎葉をおひたしや和えもの、また炒めものや汁の実にも利用できます。
  系統・品種と用途

  「つるむらさき」は、蔓性の二年草で、茎が緑色の緑茎種と赤紫色の赤茎種とがあります。スーパーなどで販売されているのは、おもに緑茎種です。味にはあくがありますが、お浸しや和え物、天ぷら、鍋物、サラダなどに利用します。
  栽培のポイント

  「つるむらさき」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

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3

4

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温暖地

種まき

植えつけ

収穫


 


152025

発芽適温

25-30

生育適温

20-30

栽培のポイント

  真夏の暑い気候を好み、生育が非常に旺盛で繁茂します。反対に寒さにはとても弱く、晩秋になると枯れてしまいます。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

5.0-7.0

栽培のポイント

  中性に近い、弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

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6

7

8

9

10

作付け間隔

0


栽培のポイント

  連作障害は、ほとんどありません。
  栽培のステップ

  「つるむらさき」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) タネは、硬い種皮に被われているので、まく前に一晩水に漬けておきます。






(2) 3号ポットにタネまき用土を入れ、3〜5粒をまきます。

(3) 本葉が3〜4枚のころに、間引きして1本立ちにします。本葉が5〜6枚になるまで育苗します。

畑の準備

(1) 強い酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。

(2) 畝の真ん中に深さ20〜30センチの溝を掘り、堆肥と油かす、化成肥料を入れて埋め戻します。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

植えつけ

(1) 本葉が5〜6枚くらいに育ったころ、条間45センチ、株間30センチくらいに植えつけます。




(2) 移植を嫌うので、根を傷めないように気をつけ、植えつけの後にたっぷりと水を与えます。

(3) 5号深鉢に1株、65センチの深型プランターなら3〜5株が植えられます。

追肥・支柱立て

(1) 生育のようすを見ながら、1か月に1回くらい、化成肥料や有機固形肥料を追肥として与えます。






(2) 高さが30センチになったころ、摘芯して分枝をうながします。

(3) 蔓が旺盛に伸びるので、支柱を立てて誘引します。

収穫

(1) わき芽がつぎつぎと伸びてきますので、これを15〜20センチで切って収穫します。








(2) つぼみや花も食べられます。株を弱らせないためには、つぼみのうちに摘み取ってください。

(3) フェンスなどに誘引して、日除けとしても利用できます。
  おもな病害虫

  「つるむらさき」にはほとんど病虫害が発生しませんが、ヨトウムシがつくことがあります。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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