ズッキーニ(蔓なし南瓜)

Summer squash     プロフィール

  ウリ科カボチャ属の一年草で、学名は Cucurbita pepo var. melopepo。
  アメリカの南部からメキシコが原産です。「ペポかぼちゃ」の変種で、花がついたままの未熟な果実を食用にします。「ズッキーニ(Zucchini)」という名前はイタリア語です。地中海沿岸のイタリアや南フランスでは料理に欠かせない素材となっています。国内での主な産地は、宮崎県や長野県、千葉県です。
  系統・品種と用途

  「ズッキーニ」には、果実が緑色や黄色の品種があります。カレーやミネストローネに入れたり、天ぷらや炒め物などに利用できる健康野菜です。
  栽培のポイント

  「ズッキーニ」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

収穫

 


152025

発芽適温

25-30

生育適温

10-23

栽培のポイント

  果菜類のなかでは、低温にも高温にも耐え、育てやすい野菜です。ただ多湿を嫌うので、水はけをよくすることが大切です。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-6.5

栽培のポイント

  中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

作付け間隔

0-(1)


栽培のポイント

  ウリ科ではめずらしく連作障害のでにくい野菜です。それでも念のため、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないほうが無難です。
  栽培のステップ

  「ズッキーニ」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) タネを一晩水に漬けておきます。

Summer squash

Summer squash


(2) 3号ポットに1粒ずつまきます。覆土は1センチくらいです。

(3) 本葉が4〜5枚になるまで育苗します。

畑の準備

(1) 強い酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。

(2) 畝の真ん中に20〜30センチほどの溝を掘り、元肥として堆肥と油かす、化成肥料を入れて埋め戻します。そのあと幅90センチ、高さ10センチとほどの畝を立てます。

植えつけ

(1) 遅霜の心配がなくなり、本葉が4〜5枚くらいに育ったころに植えつけます。

(2) 畝に、株間70センチの間隔で植え穴を掘り、根を傷めないように注意して植えつけます。10号深鉢には1株、65センチの深プランターに2株を植えることができます。

(3) 葉の裏に泥はねするのを防ぐため、株もとに敷きわらやマルチングをします。

追肥

(1) 植えつけて半月後に、化成肥料や有機固形肥料を追肥として与えます。

Summer squash


(2) 収穫の始めのころから半月に1回、追肥を施します。

(3) 風の強いところでは、短い支柱を立てて固定します。

収穫

(1) ふつうは、開花後3〜8日くらいの未熟果を収穫します。小さな花ズッキーニは煮物用、ふつうの大きさのものはスープ用や炒め物などに利用します。

Summer squash

Summer squash

(2) 収穫が遅れると草勢が衰え、つぎの果実がなりにくくなりますが、大きくなった果実も鉄板焼きや天ぷらに利用します。
  おもな病害虫

  「ズッキーニ」には比較的病害虫が少ないですが、アブラムシ類やウリハムシがついたり、うどんこ病が発生したりします。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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